rio0214

高校1年生

水筒

あの頃、私たちは若かった

甘い、酸っぱい、苦い、息苦しい

そんな想いを全て水筒に詰め込んで飲み干した

 

「ねぇ、聞いてる???ねぇ」

あぁ、、どうしよう聞いてなかった

「何言ってんの、聞いてるよ笑」

 

嘘つき

ほんとは聞いてなかったって知ってる

 

色んな感情が電車の音にかき消されては消えていく

 

「このままずっと歩き続けたらどこに着くと思う?」

え、なんで、、、?

「なんで、?」

「え〜何となくだよ」

 

あの頃、私たちは若かった

甘い、酸っぱい、苦い、息苦しい

そんな想いを全て水筒に詰め込んで飲み干した

 

 

ねぇ喉乾いた

 

 

 

 

 

 

 

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