rio0214

高校1年生

2020-01-01から1年間の記事一覧

ふたりの名曲

あなたが聴いていたあの曲が好きだった まだクラスで数人しか知らなかった名曲 気がついたら全員が知ってるような曲になっていた 今は私が1番その曲を好きなのかもしれない あなたが聴いてる姿が好きだった

15歳の主張

かしこまった文章を書くのは得意じゃない 人前でそれを読み上げるのはもっと得意じゃない でも、書かないといけないものは書くしかないし、あまり気は乗らないが、シャーペンを手に取った ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 15歳の主張 逃げる…

途切れる一生

「小説を書いてみよう」 「エッセイを書いてみよう」 「曲作ってみよう」 「音楽ブログを書いてみよう」 何でも中途半端に手を出す自分が正直煩わしい 何がしたくて、何がしたくないのか ここまで手を出すともうよく分からない 人が飽きる時なんて一瞬だ 私…

現状維持、底意地

「大きくなっていくのは嬉しいけど、寂しい」 そんな一言を言えない自分が悔しい 私が知った時にはもう有名だったから もちろん出会えてよかった、それは大前提の話 もうちょっと早く出会いたかったの ほんの少しでも長く聴いていたかったの でも、多分出会…

他人と自分

綺麗に止められたスカーフ 重そうに握りしめた鞄 どう見ても真面目な道を生きようとしてるのに、そんな道を逆走するかのように耳に挿したイヤホン 私の周りを通る人は、どんな音楽が流れてると思ってるのだろう まぁ恐らくそんなことを考えてる人は誰もいな…

何者にもなれなかった私

「また明日」 そんな一言を発することさえ拒んでいた2年半 私は一体何を追い求めて、何になりたかったんだろう こんなはずじゃなかった人生を受け入れた方が楽だと気づいてしまったからだろうか 休み時間は基本教室の端っこで本を読んでいた 本を読む時はい…

で、結局エモいって何?って話

エモいって結局何なんだ、、? 私の好きなバンドは紹介文のところに「エモーションな歌声」と書かれている じゃあまぁエモいんだろう ある日の夕焼けが綺麗だったから、写真を撮ってあげてみた 「エモいね」という言葉を添えて いいねが集まった じゃあまぁ…

無駄

「私、無駄な時間が好きなの」 彼女は目を逸らしてそう言った 意味の無いこと 買う予定の無い買い物に出かけてみたり 雲を眺めたり いつもと違う道を通って帰ってみたり そんな時間が彼女は好きだという 僕にはわからなかった、何も 「あと少し話そっか」 意…

色なき風

秋の風が心地いい 何故か私の部室はこれでもかというほどにクーラーが効いている 完全に冷えきった私の体を温めるように、生温い風が吹いた どうでもいいことと、ほんの少しの大切なこと これがしたいとか、あれが欲しいとか 唯一無二の自分でいたいってこと…

初めて人を嫌いになった話

「心は頭にあるんだヨ」 「思いやりは脳で作られた思想なんだヨ」 ちょっと言ってる意味がわからない 初めて心の底から耳を塞いでしまいたかった 心は頭にある?胸にある? 一生答えの見つからない問題の答えを一発で言われるという予想外の授業展開 逆にも…

理論

濡れた髪が湿った髪に変わるこの時間 ただただ流れゆく情報を眺める 眠たい、このまま何もしなくてもいいかな そんな思いに支配されながらも結局は動く 髪を乾かす 湿った髪が乾いた髪になるまで たぶん、これからもずっと 自分の中にある理論を壊すことは出…

一瞬の感情

「馬鹿にされても大丈夫 自分が好きでいれば大丈夫だから」 憧れの人がMCで言った言葉が頭から離れない 初めは本当に何となくだった 「暇だし数ヶ月前からTwitterでよく名前見かける変わった名前のバンドでも聴いてみようかな」 そんな一瞬の感情 でもその一…

1秒先

4分間 たったの4分。ほんの少しの時間。 何が出来る? 私は希望に縋っていられる 1曲なにか希望の曲を 今までずっと 「音楽しか希望を手に入れる手段は無い」って思ってた でもよく考えたら違うよね 「音楽に希望がある」ってこと ほんの数分 ぼーっとして過…

結晶

「死ぬほど綺麗だね」 海を見た彼女はそう呟いた 最上階から見下ろした海は確かに死ぬほど綺麗だった それと同時に、今ここから落ちたら死ぬんだろうなと思った 崖の上から見下ろした海 飛行機から見た空 一面の雪山 手のひらに乗せた雪の結晶のように 私も…

嫌いな子に「友達だよ」と微笑んだあの日 都合の悪いことを愛想笑いで誤魔化した日々 自分は幸せだと言い聞かせることでしか越せなかったあの夜 嘘はいつだって私の傍から離れてくれない 「自分にだけは正直に」 うるさいそんなこと分かってるよ 分かりきって…

画面の先

「一緒に行こ」 そんな一言もいらないくらいの仲 一緒に行くのが習慣だから 「ねぇ、それでさぁ、、、」 あれ、なんで返事しないの? 画面じゃなくてこっち見てよ そのイヤホン外してよ

変わらない

何も変わらない景色 やっぱり今日も変わらずイヤホンをさして、ゆっくりすぎていく景色とは対照的なリズムに身体を揺らす通学路 昨日は夢だったのかな 夢なら覚めないで この想い冷めないで でも確かに私の前に憧れの人がいて、 全力の音楽を身体全体で感じ…

あこがれ

憧れる この人こそ理想だと、吸い寄せられるように心を寄せること 私はまだ憧れの存在にあったことがない 楽器は違うけれど、音楽を本気で楽しんでる表情に心が吸い寄せられた ずっとずっと遠い存在なはずなのに、近い存在だと思わせてくれる歌詞に惹かれた …

質問箱

最近流行ってる匿名質問箱 2年前にほんの少しだけ付き合ってた人の質問箱が開設されてた 私は質問しないし、別に見なくてもいいのになんか気になっちゃうもんだ 「好きな人のタイプは?」 別に知らなくていいし。 気にならないし。 「ショートで背が低い人」…

絶望を愛す

本当はこんなはずじゃなかった 今ごろめちゃくちゃ頭良くなっちゃってて 毎日欠かさず勉強して でも部活は楽しんでやってて 友達もいっぱいいて そんな人生を思い描いてた 「なんかぜんぶ叶ってないね」 分かりきってる言葉が何度も頭をよぎる いくら頑張っ…

部活が無い時のバスは嫌い みんな一斉下校で座れないから でも少し好き 一緒に帰ってくれる友達がいるから 今日もいつも通りバスを待っていた この先に流行りの店でもあるのか?というくらいの 長蛇の列 乗った瞬間、鼻を刺すような匂いにハッとさせられた …

日々

「あなたは今の日々を愛していますか?」 そう聞かれたら間違いなく 「いいえ」と答えると思う きっと大人になってからこの日々を愛してたんだって気づく時が来るんだろう その時、もう一度この曲を聴きたい やることも無いのにぼーっとして過ごした夜にこの…

隣り合わせ

反対のように見えることは、意外と隣り合わせなのかもしれない 希望と絶望 生と死 嘘と優しさ 光と闇 人は一日で何千もの選択をする 右に進むか左に進むか 寝るか起きるか 生きるか死ぬか たった2分の1の選択 2本のくじの中から1本の当たりを引くくらい簡単…

「ごめん、別れよっか」 ねぇ待ってよ、、、 「そっか、今までありがとう」 どうしてふたりの同意で始まった恋はひとりの言葉で崩れるんだろう どうしようもないくらいあなたが好きだった 今ならいくらだって言えるのに 消したいけど消えて欲しくない思い出…

水筒

あの頃、私たちは若かった 甘い、酸っぱい、苦い、息苦しい そんな想いを全て水筒に詰め込んで飲み干した 「ねぇ、聞いてる???ねぇ」 あぁ、、どうしよう聞いてなかった 「何言ってんの、聞いてるよ笑」 嘘つき ほんとは聞いてなかったって知ってる 色ん…

溶けないで

何もせず笑ってるあの瞬間が幸せだった 中1の頃の夏 1度だけ部活をサボったことがある 今日は行かなくていっかって友達に誘われて くだらないことして、笑って笑って 小さな反抗 別に世の中の何を変えたわけでもない でも、この瞬間が私たちにとっては幸せだ…

誰も入れない場所 自分だけ入れる場所 操縦室 自分の表情をコントロールできる 笑ってみたり、怒ってみたり 成功確率ほぼ100% 調理室 記憶の味を決めることが出来る 酸っぱかったり、甘かったり、苦かったり ときどき失敗しちゃうけどね ごみ捨て場 要らなく…

選択

絶望と希望の手前 あの頃の私は、そんな中生きる道を選んできた 「今の社会が正しいと思いますか?」 そう聞かれたら、迷わず「はい」とは答えられない でも、私は今の生活から抜け出せないのだ 痛い、痛い、痛い、もう限界、無理 毎日同じ時間に寝て、同じ…

透明の線

芸能ニュース 最近流行りのゲームの話題 男子校の文化祭の話 私にはどれも退屈だった 「あぁ別世界だな」なんて笑えてきちゃって あっち側とこっち側という暗黙のルールの上で 進んでいく日常 別世界だって気づいてるのに 私には似合わないって気づいてるの…

後ろめたさ

「あの時なんであんなこと言ったんだろう」 「あの時なんでああしなかったんだろう」 後悔はいつでも私の傍から離れてくれない 自分に嘘をつかないということ リアル、情熱、真実、感情 私は幼い頃、言葉と愛だけは偽りがないと信じてた それを友達に言って…