rio0214

高校1年生

「ごめん、別れよっか」

ねぇ待ってよ、、、

「そっか、今までありがとう」

 

どうしてふたりの同意で始まった恋はひとりの言葉で崩れるんだろう

 

どうしようもないくらいあなたが好きだった

今ならいくらだって言えるのに

 

消したいけど消えて欲しくない思い出を思い返してみた

一緒に見た海、夜景、帰り道によった店

 

あれ、どんな顔で笑ってたんだっけ? 

そっか。ちゃんと顔なんて見たことなかったんだ

いつも俯きながら前を歩いてるあなたの顔なんか

 

水切りかごに置かれた色違いのマグカップが輝いていた