rio0214

高校1年生

最終回

片想いが終わる時はいつだって 「ありがとう、でもごめん」 だと思い込んでいたし、私もそうなるはずだった。 付箋を何枚も貼るほど読み込んだ本の 「今度、CD持ってくるね」 で終わった二人に妙に惹かれたが、それも所詮交わるはずのない世界のドラマに過ぎ…

5月21日。

悔しいと思った 自分がこの場所で立ち止まってることも、このバンドに怖いくらいに生活を埋められていることも 悔しいくらいに好きだった 帰ったら何か曲を書こうと思った 何も思いつかなかった もうこれ以上私は何も出来ない気がして焦ったし怖かった 3ヶ月…

キリがいいから覚えてる 8月1日 今聴いてる曲を初めて聴いた ハマらなかった 12月30日 試聴機でこのバンドの曲を聴いた 動けなかった

勝手でごめんね

(前の続き) あれからあの時ずっと聴いてた曲すら嫌いになったの ずっと聴いてなかったの 勝手でしょ? お気に入りの曲をシャッフルしたら流れてきたの 久しぶりに聴いたの 勝手に流れてきただけ やっぱりいい曲で少し腹が立った 勝手でごめんね

勝手

私あなたのことすきだった 嘘じゃない 信じてたの 「勝手に信じないでよ」 私の希望のすべてだった 信じて 嘘じゃないから 「勝手に希望を預けないでよ」 私のことすきだったでしょ 嘘じゃないよね? 信じてたの 「勝手に勘違いしないでよ」 勝手に希望を預…

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昨日でちょうどここに書き始めて1年 1年間でいい音楽に沢山出会った 好きなバンドが活動を辞めた 新しい友達が出来た 友達に裏切られた 前より少し書くのが得意になったかも 思ったことをそのまま書けなくなったかも すべてのきっかけの憧れの人に褒められた…

十代の自分

ずっと文章書いて生きていきたい (でもそれは趣味でも出来る) ずっと音楽して生きていきたい (それも趣味で出来る) 薬剤師になりたい (正直この夢を持ったきっかけを思い出せない) 私は正直に自分を騙せてるのだろうか 思い描けない未来から少しだけ目を逸ら…

普通

普通にはなりたくない でもみんなが思ってるより私は普通の高校生だと思う ちょっと人と話すのが好きじゃなくて、ちょっと人より歩くのが速くて、 それは普通じゃないのかもしれない 勉強が嫌いだし 布団が一番好きだし 部活はときどき行きたくないし 美味し…

自分を好きな人が好き

誰にも認められなくていいから自分の好きなことがしたい っていったらそれは嘘な気がする 気がする 7割くらい 時間に抵抗してる時しか何も頭には浮かばない もう寝ていいのに起きてる時間だとか 今とかね? 電車来てるのに敢えて次の電車まで待つ時間だとか …

逆走

【大人】必ずしも20歳を超えたらなる訳じゃないらしいそうそう、私は18歳で成人なんだった 大人の事情?大人になったら訳の分からないことを主張しないといけない? なら私は大人にはならなくていいや 大人しく大人の事情を受け入れることが大人になることな…

あこがれの先

憧れの人にほんの少し届いてしまった 初めて聴いたあの日から追いかけ続けた憧れの人に 15年間生きてきた時間が全部報われた気がした 無駄しか無かった時間があの歌詞によって報われた気がした 「はっとりさんになりたい」 自分でも馬鹿げてるって分かってる…

青春(仮)

私の憧れの人がテレビで言っていた 「好きの最上級は“なりたい”」なのだと 個人的にものすごくその言葉が腑に落ちたのだ なんでかって? 私はその人になりたいからだ 文章の言葉の選び方は寄せ、SNSにあげていた映画や本はチェックし (流石に16回は見ていない…

私は優しい嘘が大嫌いだ 「このバンドが好きなんだ」と言った時 口を揃えて 「わかる」「私も」「だよね」って そういうの、私好きじゃない 本気で思ってたのに あなたのことが知りたいって 信じてないから、嘘なんてつかないでよ

春間近。

あの時解けてた問題が今はなぜ解けないんだろう もしかして衰えてる? いやまだ15歳になりたて 春間近。 風が生ぬるい。 生ぬるいっていうか合奏中暑くてやる気出なかったんだよもう 夏間近?いや流石にそれはないか 駅のホームのベンチに座って過ぎていく電…

理由

嫌いなところは数えられるけど好きなところは全部 嫌いになった理由は覚えてるけど好きになった理由は思い出せない

卒業

唯一犯し続けた校則違反 私は毎日イヤホンを挿して登校してました 誰も知らない名曲に揺られて何も変わらない窓からの景色を眺めながら 友達と行くのはやっぱり慣れない 人と関わるのを避けるように早く登校してた でもやっぱり誰かと登校するのも好きだった…

お久しぶり

お久しぶりです. 私にとって文章を書くことは自分の記憶を変えること あの時の自分に対する後悔だとか、あんな風にしたかった憧れだとかを乗せて書いてました 最近は良くも悪くも編集したい記憶がなかったのであまり書いてませんでした ありったけの日々を …

在り来り

外を見て “終わりは始まり” なんていう在り来りなことを考えた もし今までのこともそうやって考えられたら、今までの自分を好きになれたかもしれない

14の頃

14の頃 あの頃の私は誰も知らないバンド名を探して聴いていた 何の目当てもなくCDショップに足を運んでは、見たことないバンド名の曲を試聴した 特にやることがなかったのもあり暇さえあれば友達の誰も知らないような曲を聴き続けた 音漏れギリギリにあげた…

避ける

名前と顔だけ知ってる誰かの、名前と顔だけ知ってる誰かに対しての悪口なのに酷く心臓が動いているのが怖くてイヤホンを挿した 音量をふたつ上げた たぶん私はそうやって生きてる

ふたりの名曲

あなたが聴いていたあの曲が好きだった まだクラスで数人しか知らなかった名曲 気がついたら全員が知ってるような曲になっていた 今は私が1番その曲を好きなのかもしれない あなたが聴いてる姿が好きだった

15歳の主張

かしこまった文章を書くのは得意じゃない 人前でそれを読み上げるのはもっと得意じゃない でも、書かないといけないものは書くしかないし、あまり気は乗らないが、シャーペンを手に取った ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 15歳の主張 逃げる…

途切れる一生

「小説を書いてみよう」 「エッセイを書いてみよう」 「曲作ってみよう」 「音楽ブログを書いてみよう」 何でも中途半端に手を出す自分が正直煩わしい 何がしたくて、何がしたくないのか ここまで手を出すともうよく分からない 人が飽きる時なんて一瞬だ 私…

現状維持、底意地

「大きくなっていくのは嬉しいけど、寂しい」 そんな一言を言えない自分が悔しい 私が知った時にはもう有名だったから もちろん出会えてよかった、それは大前提の話 もうちょっと早く出会いたかったの ほんの少しでも長く聴いていたかったの でも、多分出会…

他人と自分

綺麗に止められたスカーフ 重そうに握りしめた鞄 どう見ても真面目な道を生きようとしてるのに、そんな道を逆走するかのように耳に挿したイヤホン 私の周りを通る人は、どんな音楽が流れてると思ってるのだろう まぁ恐らくそんなことを考えてる人は誰もいな…

何者にもなれなかった私

「また明日」 そんな一言を発することさえ拒んでいた2年半 私は一体何を追い求めて、何になりたかったんだろう こんなはずじゃなかった人生を受け入れた方が楽だと気づいてしまったからだろうか 休み時間は基本教室の端っこで本を読んでいた 本を読む時はい…

で、結局エモいって何?って話

エモいって結局何なんだ、、? 私の好きなバンドは紹介文のところに「エモーションな歌声」と書かれている じゃあまぁエモいんだろう ある日の夕焼けが綺麗だったから、写真を撮ってあげてみた 「エモいね」という言葉を添えて いいねが集まった じゃあまぁ…

無駄

「私、無駄な時間が好きなの」 彼女は目を逸らしてそう言った 意味の無いこと 買う予定の無い買い物に出かけてみたり 雲を眺めたり いつもと違う道を通って帰ってみたり そんな時間が彼女は好きだという 僕にはわからなかった、何も 「あと少し話そっか」 意…

色なき風

秋の風が心地いい 何故か私の部室はこれでもかというほどにクーラーが効いている 完全に冷えきった私の体を温めるように、生温い風が吹いた どうでもいいことと、ほんの少しの大切なこと これがしたいとか、あれが欲しいとか 唯一無二の自分でいたいってこと…

初めて人を嫌いになった話

「心は頭にあるんだヨ」 「思いやりは脳で作られた思想なんだヨ」 ちょっと言ってる意味がわからない 初めて心の底から耳を塞いでしまいたかった 心は頭にある?胸にある? 一生答えの見つからない問題の答えを一発で言われるという予想外の授業展開 逆にも…