rio0214

高校1年生

15歳の主張

かしこまった文章を書くのは得意じゃない

人前でそれを読み上げるのはもっと得意じゃない

でも、書かないといけないものは書くしかないし、あまり気は乗らないが、シャーペンを手に取った

 

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15歳の主張  逃げるということについて

 

「逃げたその先で、逃げることを考えられなくなるくらい好きな物に出会えると思うから。人付き合いが苦手なら、ずっと部屋で音楽聴いててもいいんですよ。ただ、逃げた先で『この場所だ』って安心できたら、存分に羽を広げた方がいい」

 

私は中学2年生の時に読んだインタビューのこの文に引っ張られて生きてきました。

 

今の世の中逃げることを良しとしない風潮かもしれません。

でも、私は諦めずに挑戦することと同じくらいたまには逃げることも大切だと思います。

 

人生こんなはずじゃなかったことの連続です。

そんな絶望ばかりの人生の中で希望に手を伸ばし続けていられるのは間違いなく私には逃げ場所があるからです。

私にとっては音楽と希望が鳴り響いているあの瞬間が1番の逃げ場所ですが、これはもちろん音楽に限ることではありません。

自分の好きなもの、ことに逃げる。

そんな時間が否定されない世の中になって欲しいです。

 

人生逃げたもの勝ちだと思っています。

逃げても逃げなくてもやっぱり理不尽な壁にぶつかることも多々あるはずです。

そんなとき、ただの音楽は、作品は、言葉は、趣味は誰かの背中を押す存在、何かを乗り越える糧になるという希望をまだ捨てきれられません。

 

答えをひとつに決めることの重要さも分かりますが、「どちらでもない」という中間の考えがあってもいいと思います。

 

友達がいないから不幸だとか、1人で過ごしているから心配だとか、そんなことに絶対を当てはめなくてもいいと思います。

 

だから、私はこの風潮の中で逃げることを選びました。

いくらでも選択肢のある人生の中で人と全く同じように生きられることなんきっと無いはずです。

 

「大丈夫しか言わないから不安になるよ」

友達から言われたこの一言が私の頭の中にはずっとあります。

私は逃げてこなかったことを後悔しています。

15歳という大人とも子供とも言えない今、私は自分に出来ることと出来ないことを客観的に見つめられる人間になりたいです。

出来ないことを無理して出来ることまで台無しにするのではなく、出来ないことを諦められるようになりたいです。

 

自分を勝手に決めて他人から褒められたことを全否定せず、お互い必要とし、され合える、素直に人を頼れる、そんな関係を少しずつでも考えていけたらいいなと思います。

 

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初めて学校に提出する文章で本心を書いたかもしれない

これでいいのだろうか

それはスピーチをした時の、周りの反応を見ないと分からない

今から暗記しないといけないと思うと気が重い

でも、私を引っ張ってる何か、それについてならいつまででも話せる気がする