2020-11-01 他人と自分 綺麗に止められたスカーフ 重そうに握りしめた鞄 どう見ても真面目な道を生きようとしてるのに、そんな道を逆走するかのように耳に挿したイヤホン 私の周りを通る人は、どんな音楽が流れてると思ってるのだろう まぁ恐らくそんなことを考えてる人は誰もいない 私の耳元ではうるさいくらいの音量で希望が鳴り響いていて、向かいにいる人のイヤホンからもまた希望が鳴り響いている 存在しているとも言えるし、していないとも言える希望に手を伸ばしている