一瞬の感情

「馬鹿にされても大丈夫 自分が好きでいれば大丈夫だから」

憧れの人がMCで言った言葉が頭から離れない

初めは本当に何となくだった

「暇だし数ヶ月前からTwitterでよく名前見かける変わった名前のバンドでも聴いてみようかな」

そんな一瞬の感情

でもその一瞬の感情で今私は生きてる

衝撃受けた、声を聴いた瞬間

多分あれだよ、一聴き惚れ

声が好きだと思った、あと演奏が

出会ったのが今年の冬だったこともあって

LIVE行きたい、でも行けない

「もっと早く出会いたかったなぁ」という

正直な後悔を埋めるようにイヤホンを挿した

初めて生で聴いたのは8月9日

号泣した

心臓に音が響いてくる感じがして言葉が出なかった

全て気持ちが奪われて、ただただ楽しくて楽しくて

「今年に出会えてよかった」って思ってるかって聞かれたら、「はい」とは言えない

もっと早く出会いたかった

もっと早く出会ってたら私の人生違ったかもしれない

でもね、たぶんだけどさ

今だから好きになれたんだなぁ

今の自分だから好きになれた

今の自分だから「このバンドが好きだ」って自信もって言えるのかもしれない

いくら馬鹿にされても手放さない

「ボーカルも不細工だよね〜」

私の反応を楽しんでる友達に嫌気が差した昼下がり

でも、それと同時に言葉に出来ない優越感が押し寄せてきた

「私の方が夜を越えるための手段を持ってる」

ごめんね、ほんとにごめんねこんな私で

馬鹿にされても憧れは手放せないや