rio0214

高校1年生

無駄

「私、無駄な時間が好きなの」

 

彼女は目を逸らしてそう言った

 

 

意味の無いこと

買う予定の無い買い物に出かけてみたり

雲を眺めたり

いつもと違う道を通って帰ってみたり

 

 

そんな時間が彼女は好きだという

 

僕にはわからなかった、何も

 

 

「あと少し話そっか」

 

意味の無い時間を求めて